それ以上の言葉

2012年に本屋大賞を受賞した三浦しをんさんの「舟を編む」という本が大好きです。
小説が映画化するとガッカリすることも多いけど、これは映画も良かった。
その中で、このセリフのために一冊読んでいる or 一本観ている、というくらい毎回楽しみにしているセリフがあります。

それは、言葉への飽くなき好奇心と探究心を持ち、生涯を辞書作りに捧げた“先生”が、自分の命が終わる時に、お世話になった人たちに捧げた手紙の最後の部分。

きみとまじめさんのような編集者に出会えて、本当によかった。あなたたちのおかげで、わたしの生はこのうえなく充実したものとなりました。感謝という言葉以上の言葉がないか、あの世があるならあの世で用例採集するつもりです。
「舟を編む」三浦しおん<著>より

同じ理由で、2013年に解散したFUNKY MONKEY BABYSの「告白」という歌を思い出す。

大好きだ 大好きなんだ
それ以上の言葉を もっと上手に届けたいけど
どうしようもなく 溢れ出す 想いを伝えると
やっぱ 大好きしか出てこない
ただ それだけで
でも それがすべて

どちらも言葉で言い表せない気持ちを、表す言葉を探そうとする様子に、グッとくる。
大切なことや溢れる気持ちを言葉で伝えようとすると、本当にどんな言葉でも伝えきれない気がして、身悶えするような気持ちになりますよね。
それでも伝えたいことがあるから、言葉を尽くす。

今年は大きな環境の変化もあり、バタバタと忙しくなりそうだけど、
自分のために、大切な人たちのために、丁寧に言葉を選んで、言葉を尽くすことを忘れず、毎日元気に過ごしたいと思います。
たくさんのステキな言葉との出会いがありますように。

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